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水素と歯周病(水素水ウォーターサーバー)

2016.02.10

当院待合室には水素水ウォーターサーバーを設置してあります。
※詳しくは当ホームページ「院内ツアー」にて
http://kasukabe-rabbit-haisha.com/clinic/clinic/

 

今回、この水素と歯周病の関係について記述してみたいと思います。

私たちの口の中にはおよそ300~500種類の細菌が住んでいると言われています。
これらは普段はあまり悪さをしませんが、ブラッシングが不十分だったり、
砂糖を過剰に摂取したりすると、細菌がネバネバした物質を作り出し、歯の表面にくっつきます。

これを歯垢(プラーク)と言い、粘着性が強い為、うがいをした程度では落ちません。
この歯垢(プラーク)は取り除かなければ硬くなり、歯石に変化、歯の表面に強固に付着します。
こうなるとブラッシングだけでは取りのぞくことが出来ません!
この歯石の中や周りに更に細菌が入り込み、歯周病を進行させる毒素を出し続けます。

そんな中、2012年9月
水素水の摂取に歯周病を予防する効果があることを動物実験で証明したという発表がありました。
同成果は、岡山大学院歯薬学総合研究科予防学分野の森田学教授の研究グループによるもので、
欧州の歯周病専門雑誌「Journal of Clinical Periodontology」にも掲載されました。

研究は、歯周病のラットを2群に分け、1群に蒸留水を、
もう1群に水素水を摂取させる形で行われました。

研究の結果、蒸留水を与えたラットでは、時間の経過とともに、
血液中の活性酸素の濃度が上昇していきます。
しかし水素水を与えたラットでは血液中の活性酸素の増加を抑えることが確認され、
また、水素水を与えたラットの歯茎の組織を観察したところ、
蒸留水を与えたラットに比べて歯周病の進行が抑制されていることも確認されました。

実は歯周病は、これまでの研究からその進行に活性酸素が
大きく関与していることが知られています。

同研究グループでは
「水素水の摂取に伴う活性酸素の現象が、結果として歯周病の進行を予防した可能性」
と、
「水素水の摂取などで抗酸化力を高めることが歯周病予防に効果があると示唆される」
としています。

歯を失う原因でありながら、なかなか発症や進行に気が付きにくい歯周病。
歯磨きは歯垢除去といった口腔ケアとともに、いま歯周病予防に水素・水素水が注目されています。



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